好かれるふるまいを考えるのと同時に、「自分がされて嫌だったこと」も振り返ってみました。
その違和感の中に、「どうしたらうまくやっていけるか」のヒントがあると気づいたからです。
今回は、自分の経験をもとに、人間関係におけるNG行動の特徴を整理します。
されて嫌だったふるまい=「人づきあいの教科書」
これまでの人間関係の中で、私が強く違和感やストレスを感じたのは、次のようなふるまいでした。
- やってほしいことを言わず、「察して」を求められる
- 不満を本人に伝えず、陰で愚痴を言う
- 日によって機嫌が違い、話しかけづらい空気をつくる
- 意見を遮り、話題を一方的に持っていく
- 「誰かがそう言ってた」と他人の意見を盾にして自分の意見を曖昧にする
- 「いいよ」と口では言いながら、明らかに不機嫌そうな表情をする
どれも、明確な攻撃や暴言ではないのに、私にとってはとても消耗するふるまいでした。
なぜ嫌だったのか?分析してみた
私は違和感を感じたとき、それを放置せず、すぐに「どうしてそう感じたのか?」を考えるクセがあります。
その分析を重ねていくうちに、自分がしんどくなる言動の共通点が見えてきました。
されて嫌だったふるまい | 感じたこと・理由 |
---|---|
察して欲しい態度 | 正解が分からず、責められているようで苦しくなる |
陰口・愚痴を言う | 自分も陰で言われてるかもしれないと感じ、不信感につながる |
機嫌のムラ | 相手の反応を予測できず、常に緊張してしまう |
話題の乗っ取り | 自分の意見が軽んじられたように感じ、無力感が残る |
他人の意見を盾にする | 本音が見えず、対話にならないように思える |
表情と態度が一致しない | 表面的にOKでも「本当はダメなのでは」と戸惑う |
「これはやめておこう」と思えるようになった
こうした経験を重ねた結果、私は少しずつ「自分がされて嫌だったことは、しないようにしよう」という意識を持つようになりました。
- 相手に期待があるときは、きちんと言葉にする
- 不満があれば、直接・冷静に伝える方法を考える
- 自分の意見は、自分の言葉で伝える
- 表情と態度がずれていないか、相手の受け取り方を想像してみる
全部完璧にできるわけではありません。
でも、「気をつけたいポイント」がわかっているだけで、人間関係での戸惑いや衝突は減っていきました。
嫌だったことは、関係をよくするヒントになる
「嫌だった」という感覚は、できれば避けたいものです。
でも、その違和感をちゃんと分析すると、「どうすれば関係がうまくいくか」のヒントがたくさん詰まっていると私は思います。
だから私はこれからも、ただ傷つくだけで終わらせずに、「じゃあ私は、どういうふるまいを選びたいか」という視点で考えていきたいのです。
▶ 次回予告
第3回:好かれる人の特徴を観察してみた
次回は、「この人、誰からも好かれてるな」と思った人を観察して、好かれる人の特徴やふるまいに注目していきます。
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