ASDの私が学んだ「人に好かれる/嫌われる言動の違い」【第3回】好かれる人の特徴を観察してみた

人と関わる技術

「好かれる人」って、どんな特徴があると思いますか?

私が人づき合いに悩んでいた頃、周囲の“好かれている人”をじっくり観察してみたら、話し方や表情よりも「相手に与える姿勢」があるかどうかが大きいと気づきました。

今回はその気づきを、実体験を交えてご紹介します。


はじまりは、素朴な疑問から

「なんでこの人、好かれてるんだろう?」ふと、そんなことを思ったことがあります。

笑顔が素敵だから? 話し方がやわらかいから?

たしかにそれもあるけれど、私がいちばん感じたのは、「この人、ちゃんと相手を見てるな」という安心感でした。


相手を大切にする姿勢は、無言でも伝わってくる

たとえば、話すときに相手の様子をしっかり見ていたり、誰かの不安そうな顔に気づいて声のトーンを落としたり。

それって、相手に合わせて“演じてる”わけじゃなくて、「あなたのこと、大切に思っていますよ」っていう気持ちがにじみ出てるんですよね。

その人が発していたのは、
「私はあなたのことが好きですよ」「大事にしていますよ」という無言のメッセージ。

その“与える姿勢”が、自然と相手の心に届いていたように感じました。


表情や話し方は「結果」でしかないのかもしれない

人を大切にしている人って、自然と表情が柔らかくなっていたり、言葉づかいも優しかったりします。

でもそれは、“優しい言い方”が正しいからじゃなくて、相手がそういう言葉を心地よく感じる人だから、そうしているだけなんだと思います。

逆に、ストレートな物言いが好きな人には、遠回しな表現よりも正直な言い方のほうが信頼されることもある。

「こういう人には、こう伝えるのがちょうどいいかな」って、相手に合わせて伝え方を変えられる人は、やっぱり好かれるなと思いました。


大切なのは「相手を思う気持ち」があること

「好かれたいから努力する」のも、もちろん悪くないです。

でもそれよりも、「あなたのことを大切にしたい」っていう気持ちがあれば、自然と伝え方も表情も変わってくる。

人って不思議で、そういう“根っこの部分”は、意外と伝わるものなんですよね。

どんなに取り繕っても、「この人、自分本位だな」って、敏感な人にはすぐバレてしまう。

だから私は、「どう見せるか」よりも「どうありたいか」を大切にしたいと思っています。

相手に与える姿勢を持つこと。それが、私の中での“好かれる人”の共通点です。


次回は「反面教師」から学んでみる

第4回:嫌われやすい人の特徴

次回は、その逆の視点で考えてみたいと思います。

「嫌われやすい人って、どんな特徴があるんだろう?」

反面教師としての観察や、自分自身の気づきも交えながら、お話ししていく予定です。


📩 コメント・質問歓迎

記事の内容に関するご感想や、「こんなことが知りたい」というリクエストがあれば、ぜひお気軽にコメントしてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました