ASDの私が学んだ「人に好かれる/嫌われる言動の違い」 【第5回】真似しやすい!人に好かれるふるまいを生活に取り入れる

人と関わる技術

「人との会話がうまく続かない」「気づけば孤立してしまう」

そんな“コミュニケーションの苦手さ”に、心当たりはありませんか?

私もかつて、ASDの特性もあって、対人関係がうまく築けずに悩んでいました。

でもあるとき、小さな“ふるまい”を意識するだけで、相手の反応が変わることに気づいたんです。

「人を大切にする姿勢」は、行動に表れる。だから、真似できる。

ASD当事者の私は、表情・聞き方・リアクションなど、できることから少しずつ取り入れてみました。

「なんだか最近、前より話しやすくなったね」と言われたのは、その積み重ねの結果です。

特別な性格でも、器用さがあるわけでもありません。

それでも、“相手の立場に立ってふるまおう”という意識が、自然と伝わっていたのだと思います。

人に好かれるふるまいは、誰か特別な人だけのものじゃない。

「やってみよう」という気持ちさえあれば、きっと誰でも始められるのだと、私は実感しました。

実際に取り入れてよかった、真似しやすいふるまい

▶ 表情と反応は、“つながってる感じ”を出すだけでいい

  • 相手の話に「うん」とうなずく
  • 少し口角を上げてみる
  • 笑顔じゃなくても「聞いてるよ」の気配を出す

「共感しなきゃ」と思うとしんどいですが、“あなたの話を受け取ってます”というサインだけでも、相手は安心してくれるように思います。

▶ 「話を最後まで聞く」だけで、関係はやわらかくなる

  • 話の途中で意見を挟まない
  • 聞き終わったあとに「なるほど」「それでどうなったの?」と返す
  • 自分の話はそのあとで、少しだけ添える

それだけで、相手の表情や反応が和らぐ場面が増えました。

▶ 「あなたに関心があります」を、小さく伝える

  • 名前をきちんと呼ぶ
  • 過去の会話をメモして、再度話題に出す
  • 話し終わったときに「話してくれてありがとう」と言う

演技ではなく、「相手を大切に思う気持ち」を行動で表すことが、何よりの好印象につながると感じています。

行動を通して、「私はあなたを大切に思っている」と伝えていこう

繰り返しますが、「人を大切にする姿勢」は、行動に表れる。そして、それは誰にでも少しずつ真似できることです。

毎回うまくいかなくてもいい。

完璧じゃなくても、「関わろうとする姿勢」がちゃんと伝わると、相手は応えてくれます。

私にできたなら、きっとあなたにもできる。

そう信じて、私はこれからも練習を続けていこうと思っています。


次回予告

【第6回】嫌われないために言動を見直そう

自分では悪気がなかったのに、なぜか相手の反応が悪い…。

そんな経験から気づいた“やめた方がいい言動”について、正直に綴ります。


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