自分に合った“生きやすい環境”の見つけ方 第2回:しんどさの原因を言語化してみる

合う場所探し

📚 シリーズ記事:自分に合った“生きやすい環境”の見つけ方

今、毎日が苦しいと感じているあなたへ伝えたいーーー 生きるのが苦しかった私が編み出した、生きやすい環境を見つける方法をお伝えしています。

「毎日がしんどい」「仕事に行くだけで疲れる」

そんなふうに感じながらも、なんとなく日々をこなしている——

それって、本当にしんどいですよね。

でも、なんでこんなにつらいのか、何が自分を苦しめているのか、言葉にできないことってありませんか?

今回は、“しんどさ”をあいまいなままにせず、ちゃんと【言語化】して整理することで、「自分に合う環境」への第一歩を踏み出す方法をお伝えします。

私が気づいた「しんどさの正体」

私は高校時代に発達障害と診断され、自分の特性についてはある程度理解していました。

でも、就職したあと、実際の仕事の中で日々感じていたのは、

「なんとなくうまくいかない」「毎日がやけに疲れる」——そんな感覚でした。

でも休職を選択してから、ふと紙に書き出してみたんです。

「私はどんなときに、しんどいと感じるんだろう?」って。

すると、それまで漠然としていた苦しさが、少しずつ“形”を持ちはじめたんです。

自分に問いかけてみよう

あなたにも、こんな質問を自分に投げかけてみてほしいです。

  • 朝起きたとき、どんな気持ち?
  • 一日の中で、いちばん疲れる瞬間は?
  • 「このままずっと続くのか」と思って怖くなるのは、どんなとき?

そして出てきた答えを、ノートやスマホにメモしてみてください。

私の場合:こんな“しんどさ”がありました

書き出してみた結果、当時の私にはこんな特徴がありました。

  • 複数のことを同時に処理するのが苦手
  • 急な予定変更やイレギュラー対応にフリーズする
  • 曖昧な指示だと、何をすればいいかわからず混乱する
  • 作業中に突然声をかけられると、それまでの作業内容を忘れる
  • 「とりあえず今これをやって」と言われると、優先順位が崩れて混乱する

こうして見える化してみて、やっと私は気づいたんです。

“できなさ”ではなく、“合っていなさ”だった

私が毎日感じていたしんどさは、

「私ができない人間だから」ではなく、

「私の苦手なことばかりを求められる環境だったから」だったんです。

この気づきは、とても大きなものでした。

それまで、自分がだめなんだと思っていたけれど、「環境が合っていなかっただけかもしれない」と思えたことで、少し呼吸がラクになりました。

言語化すると、対策が立てられる

しんどさを言葉にして見える形にすると、対策が立てられるようになります。

たとえば、

  • 「マルチタスクが苦手」→単独作業中心の仕事を選ぶ
  • 「曖昧な指示が苦手」→マニュアルが整備されている職場を探す
  • 「急な変化に弱い」→ルーチンワークが中心の環境に身を置く

このように、“しんどさの原因”が見えてくると、

「どんな環境なら適応しやすいか」が明確になっていきます。

おわりに:あいまいな不調に名前をつけてみよう

つらい日々の中で、「これが原因かも」と気づけた瞬間から、少しずつ、現実が変わり始めることがあります。

まずは、自分の中にある“しんどい”という感情に、ちゃんと耳を傾けてみてください。

そこから、あなたの「生きやすい環境」への道が、きっと見えてくるはずです。

次回予告

第3回:自分の「得意・苦手」を正しく把握しよう

自分に合った環境を探すには、まず「自分のことをよく知ること」が欠かせません。

次回は、自分の得意・苦手を整理する具体的なステップをご紹介します。


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