“できない”前提で身につける、人と関わる技術 第4回「理解できなくても共感」は成立する?

コミュ力UP

「人の気持ちが分からない」って、よく言われてきました。

でも、私なりにいろいろ試してみて気づいたのは、「気持ちが分からなくても、“共感してる風”はできる」ということ。

今回は、共感が苦手でも実践できる“なんちゃって共感”のコツをご紹介します。

共感って、本当に「気持ちを分かること」?

「共感」って聞くと、多くの人が「相手の気持ちを理解すること」と思っていませんか?

でも、私のように感情の機微を読み取るのが苦手な人間にとって、それはなかなか難しいもの。

そもそも「共感=完全に理解すること」じゃなくてもいいんです。

共感って、実は「相手が“共感された”と感じること」が大事だったりします。

感情を理解できなくても、リアクションはできる

私は、気持ちが分からなくても、「わかる〜」とか「それは大変だったね」などの反応をするようにしています。

これは、自分の感情ではなく「相手の話に合わせたセリフ」を選ぶ技術。

まるで俳優のように、“感情を込めて言うフリ”をするだけでも、相手は安心してくれることがあります。

よく使う「なんちゃって共感」フレーズ

  • 「わかる~、私もそういうの苦手」
  • 「うんうん、そういうのあるよね」
  • 「へぇ、なるほどね。それは知らなかったなぁ」
  • 「それはつらかったね」
  • 「私には想像つかないけど、あなたにとっては大変だったんだね」

大切なのは、「分からないから共感できない」ではなく、「分からなくても言葉を添える」こと。

相手の“感情”ではなく“言葉”に寄り添う

発達障害があると、「相手の気持ちに寄り添う」って難しいですよね。

でも、実は「言葉に寄り添う」ことならできます。

例えば、

  • 「大変だった」と言われたら、「それはつらかったね」
  • 「ムカついた」と言われたら、「それはイラっとするよね」

これだけで、相手は「わかってくれた」と感じてくれます。

まとめ:「共感っぽさ」でいい

共感って、「正解の感情」を持つことじゃなくて「相手の気持ちによりそう姿勢を見せること」がゴールです。

私たちは、“できない”前提でいい。でも、できる範囲で工夫すれば、人間関係はぐっとラクになりますよ。

次回予告

次回は、反対意見を言いたいときに、とても便利で、誰でも今日から使える簡単テクニック

「Iメッセージ」についてお伝えしていきます。

相手と考えは違っても、穏やかに意見交換できる方法です。ぜひご覧ください。


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