“共感できない”“空気が読めない”“言葉選びでよく失敗する”――
そんな発達障害(ASD)特有の困りごとを抱えながら、「どうすれば人とうまく関われるのか?」を試行錯誤してきた記録です。
このシリーズでは、傾聴・共感・自己表現といった「対人スキル」を、“できない”前提で工夫して身につけていく過程を紹介しています。
心理学や看護学の知識もかじりつつ、ASD当事者のリアルな視点からお届けします。
「共感できない自分はダメだ」と思っていた私が、
“できないなり”でも関われる方法にたどり着いた7つのステップ。
ぜひ、あなたの対人スキルのヒントにしてみてください。
- 第1回:傾聴と共感って、結局なに?
「傾聴しましょう」「共感が大切」…そう言われてもピンとこない人へ。言葉の定義を整理しながら、ASDの私なりに意味づけしてみました。 - 第2回:アスペルガー症候群の“できない”理由を分解してみた
「できないのには、理由がある」。聴き方や共感が苦手な背景には、特性由来のハードルがありました。脳の仕組みから苦手を客観視してみます。 - 第3回:「とりあえず傾聴」のすすめ
共感できなくてもいい。アドバイスがなくてもいい。「最後まで話を聴くだけ」で相手が満たされることがある。実践してきたシンプルな工夫を紹介します。 - 第4回:「理解できなくても共感」は成立する?
相手の気持ちがわからなくても、「共感」はできる?——言葉の工夫で生まれる“伝わる共感”について、私の実体験をもとに解説します。 - 第5回:「Iメッセージ」で反対意見も伝えられる
対立を避けたいけど、自分の意見も言いたい…。そんなときに役立つのが「Iメッセージ」。言い方を変えるだけで関係性が変わる実感を共有します。 - 第6回:私が身につけてきた“人と関わる技術”たち
特性上できないことがあるなら、「できる工夫」を積み重ねればいい。これまで実践してきた工夫や立ち回り方を具体的にまとめました。 - 第7回:「苦手でも、やり方次第でどうにかなる」応援メッセージ
コミュニケーションは「得意な人だけのもの」じゃない。苦手なりの向き合い方を探してきた私から、同じように悩む人へのエールを込めて。
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