「毎日がなんとなくしんどい」「周りとうまくなじめない」「でも病院に行くほどなのかな…?」
そんなふうに感じながら、ひとりで生きづらさを抱えていませんか?
実は、日本には「発達障害の診断がなくても」利用できる支援や相談窓口が存在します。
この記事では、精神科に行くことに抵抗がある方や、「自分は発達障害かもしれないけど確信がない」という方でも利用しやすい、公的支援や相談先をご紹介します。
私自身の経験について
私は17歳のときに不登校になり、その際に親に連れられてほぼ強制的に精神科を受診しました。
現在も精神科に通院し、内服治療を受けていますが、公的な発達障害支援はこれまで利用していません。
また、職場でも自分が発達障害であることを伝えていないため、「健常者」として扱われています。
だからこそ、自分で調べてみて初めて、診断されてなくても気軽に相談できる場所があることを知りました。
「生きづらいけれど、病院には行きたくない」「診断がないけど支援が欲しい」と感じている方へ、気軽に相談できる場や使える制度をぜひ知ってもらいたいです。
診断がなくても利用できる公的支援・相談先
こころの健康相談統一ダイヤル
「誰かに話を聞いてほしい」「どこに相談すればいいかわからない」と感じたときは、こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)を利用してみてください。
このダイヤルに電話をかけると、居住地の公的な相談機関につながります。専門の相談員が対応してくれるため、安心して相談することができます。
詳細は以下のリンク先で確認ください。
- 利用対象:誰でも相談可能
- リンク:厚生労働省の「こころの健康相談統一ダイヤル」
発達障害者支援センター(全国各地)
発達障害者支援センターは、発達障害が疑われる人やその家族に対して、相談支援や情報提供を行っている公的機関です。
「診断を受けていないけれど困りごとがある」といった相談も可能です。
- 利用対象:発達障害の診断がなくてもOK
- 主なサービス:相談支援、就労や福祉サービスの紹介、家族支援、情報提供など
- 費用:無料
- 探し方:「発達障害者支援センター ○○県」で検索
- リンク:発達障害者支援センター一覧
地域の保健所・保健センター
「最近なんだかしんどい」「不安や気分の落ち込みが続く」といった、メンタル面の悩みにも相談できます。
特に精神科に行くのはハードルが高いと感じている方にとっては、第一歩としておすすめの場所です。
- 主な内容:精神保健相談、生活上の困りごとの相談
- 予約:電話で可能な場合もあり
- 費用:無料
- 探し方:「保健所(保健センター) 〇〇市」「精神保健福祉センター 〇〇県」など
自立相談支援機関(生活困窮者支援)
「働きづらい」「生活が不安定」「職場が合わない」など、仕事や生活に関する悩みに対応してくれる相談窓口です。
発達障害に限らず、生きづらさや経済的な困難を抱えている人を支援する仕組みです。
- 支援内容:就労支援、家計改善支援、福祉制度の案内など
- 対象:特に制限なし
- 場所:各自治体が設置(役所や社会福祉協議会など)
- リンク:生活困窮者自立支援制度
「診断がないから…」と我慢しないで
私たちはつい、「診断がないと支援は受けられない」「もっと重い状態でないと相談してはいけない」と思いがちです。
でも、支援を受けるために“重症である必要”はないんです。生きづらさを抱えている時点で、それは十分、相談する理由になります。
私自身は診断を受けて精神科に通っていますが、発達障害に関する支援は特に使わずにここまで来ました。
だからこそ、「もう少し早く、使える支援を知っていたらよかったな」と思うことがあります。
まとめ:支援を知ることが、第一歩になる
誰にも相談できず、つらさを抱え込んでしまうのは本当にしんどいことです。
「まだ頑張れるから」「たいしたことじゃないから」と我慢せず、まずは相談してみませんか?
あなたが少しでも楽に生きられるように。この記事が、その第一歩になれば嬉しいです。
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